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コンゴ東部の反政府勢力、カビラ元大統領の下で再編

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コンゴ民主共和国東部ゴマで、反政府武装勢力「3月23日運動(M23)」と「アリアンス・フルーヴ・コンゴ(AFC)」の指導部が、新たな枠組みに組み替えられた。現地時間10月12日に発表された新組織の名称は「国家再建戦線(Front for the Refoundation of the Nation、FRN)」で、トップにはコンゴの元大統領ジョセフ・カビラ氏が就いたと報じられている。

何が起きたのか

AFC/M23から主要な人物が合流する形で、FRNという新しい政治・軍事の枠組みが立ち上げられた。発表はコンゴ民主共和国東部の中心都市ゴマで行われた。これまでAFC/M23を率いてきた人物たちが、新組織の中でも中心的な地位にとどまっているとみられる。

組織の名称が変わっても、現場を動かしてきた指揮官の顔ぶれは大きく変わっていない可能性がある。カビラ氏という元国家元首を前面に立てることで、反政府側が政治的な体裁を一段階引き上げようとした動きとも受け取れる。

背景

カビラ氏は2001年から2019年までコンゴ民主共和国の大統領を務めた人物で、退任後も同国の政治に影響力を持つとみられている。一方、M23はコンゴ東部で活動する武装勢力で、2012年に一度ゴマを占拠した後、2020年代に入って勢力を拡大させたと伝えられている。

M23についてはルワンダが背後で支援しているとの指摘が国際的に繰り返されてきたが、ルワンダ政府はこれを否定している。AFCはM23を含む複数の武装勢力を束ねる政治的な傘で、元選挙管理委員会委員長のナンガ氏が率いてきた。

日本にとっての意味

日本政府は10月9日、外務省告示でコンゴ民主共和国関連の資産凍結対象にAFC(団体10)とその指導者ナンガ氏(個人45、「AFC指導者」の役職で記載)を加え、同日から支払・資本取引の許可制を始めた。ところが現地時間12日、ゴマでAFC/M23がFRNに組み替えられた。

日本の対象者リストは団体ごとに「別名」「以前の別名」の欄を持ち、国連制裁委員会の指定内容に基づいて名称変更を追跡する仕組みになっている。例えば別の武装勢力ADFの欄には過去の複数の別名が記録されているが、M23の欄は「以前の別名 不明」のままだ。FRNという名称は10月9日の指定には反映されておらず、今後の国連側の指定内容次第で日本の告示にも反映される可能性があるとみられる。